グレーチングの音がうるさい
愛知県瀬戸市内の片側1車線の市道では、横断側溝を車両が通過する際グレーチングの音がうるさく数年前より問題となっておりました。設置されていたグレーチングは固定機能のない落とし込み式で、かつ、下り坂とカーブという条件も相まって騒音の発生は著しく、問題は深刻な状況でした。
縞板を溶接固定する対処法
現場では対処法として、グレーチングの上に縞板を被せるようにして受枠に直接溶接固定し、蓋の跳ね上げを防ぎ騒音を軽減させる対策をとられていました。しかしながら、対策後も縞板の痛みなどが発生しており根本的な解決には至っておりませんでした。
蓋を埋める方法で暗渠型側溝に改修
そこで、カルバートクリエイターを使用し舗装材で蓋ごと埋設して暗渠型側溝にリニューアルする改修工事が行われました。
この工法は既設側溝をそのまま活用でき、重機や特殊な工具、養生期間も不要で即日解放が可能です。施工方法も至って簡単で、既設のグレーチングを外し、カルバートクリエイターを設置、上からアスファルト材を舗装して終了です。
※本現場では横断部使用のため製品を既設の受枠に溶接固定しております。
短い工期で修繕でき長年の問題を根本解決へ
全長約9mを工期2日で完了しました。養生鉄板を使用し片側ずつ解放したまま工事を行ったため交通規制も最小限でした。
また、舗装厚の確保と側溝への負担軽減のため、側溝幅より広範囲を舗装しました。蓋を埋設したことにより騒音問題の根本解決と道路の長寿命化が期待できます。さらに本工事を行ったことでスリップ事故対策にも効果的です。